包茎勝負♀×♂
「宮木!」
とある中学校。2年1組の教室に入るなり怒鳴り声をあげたのは、同じく2年生の佐久間隼人。まだ幼さを残した、小柄な少年だ。
その隼人に名指しされたのは、1組の生徒である宮木美香子。他の女子生徒より頭ひとつ分以上身長が高く、ざわめく教室の中で椅子に座っていても、一目で彼女の位置が分かってしまうほどだ。
「またぁ?もう、毎日毎日しつっこいわねえ」
「このままやられっぱなしじゃ、俺の気が済まないんだよ!」
「あんたの気持ちなんて私には関係ないでしょ。それに、何度やっても結果は同じだよ」
「うるさい!」
美香子はうんざりしたような表情を浮かべながら席を立ち、顔を真っ赤にして叫ぶ隼人の前に立つ。
「それで、今日は何で勝負するの?」
隼人を見下ろしながら美香子が尋ねると、少年は唇をぐっと噛み締めた後、答える。
「腕相撲だ!」
机を挟んで向かい合うふたり。
その時点で既に隼人は、美香子の巨体に圧倒されていた。
そしてふたりは、右腕を組み合う。
余裕の表情の美香子に、血走った目で彼女を睨み付ける隼人。
「レディー、ゴー!」
美香子の友人の声で、腕相撲が始まった。
「うっ…おおおお!」
隼人は渾身の力を腕に込めた…はずだったが、美香子の腕はピクリとも動かない。
「く…くううぅ…!」
対する美香子は、あくびでもしそうな顔つきだった。
「ねえ、マジメにやってよ」
「う、うるさいっ…!」
怒りに任せ、改めて全力で美香子の腕を押した…その時、
「あっ!」
美香子の腕は、いともあっさりと、隼人の腕を机の上に倒した。
「はい、おしまい」
「う…くうぅ…」
ものすごい力で叩き付けられ、痛む手の甲を押さえる隼人。しかし、
「…まだ…もうひと勝負…」
「ちょっと、いい加減にしてよ。私はあんたと勝負するために学校通ってるんじゃないんだからね」
そう言った美香子だったが、少し間を置いた後、
「…そうね。条件付きなら、してあげてもいいよ」
「な、何だ…」
「せっかく勝負するんだから、負けたら罰くらい用意したほうが面白いでしょ?
だから…負けたら服を一枚脱ぐっていうのはどう?」
「あ、それいいね!」
喜んだのは、美香子の友人たちだった。
「じゃあ、今日は佐久間くんの裸が見られるのね?」
「美香子、思い切ってやっちゃって!」
隼人が勝てるはずがないという周囲の雰囲気に、隼人は顔を真っ赤にして、怒りの形相で、美香子の提案を受け入れた。
「じゃ、とりあえず腕相撲の分で一枚脱いで。最初は学ランでいいよ。
次は何で勝負する?」
「あははは!佐久間くん可愛い~!」
「さすが佐久間くん、グンゼのパンツが良く似合ってるわね」
「美香子~もっと脱がしちゃって!」
・・・あれから数回の勝負が行われたが、隼人は一度も勝てず、とうとうブリーフ一枚の格好になってしまっていた。
「さ、次は何する?それとも、もう降参する?」
「だ、誰が降参なんか…」
「ホント、男って馬鹿よねえ、勝てるわけないって分かりきってるのに」
「うるさい…勝つまで、絶対にやめないぞ…!」
次の勝負は、1対1のバスケ。
美香子の友人たちや、その他のギャラリーが見守る中、体育館で行われた。
ブリーフ姿の隼人が、ボールをドリブルさせながら、ゴール前に仁王立ちの香奈子に向かっていく。
隼人は左右にフェイントかけたりして何とか抜こうとするが、彼女にはそんな小細工はまったく通用せず、あっさりとボールを奪われてしまう。
美香子は、隼人が追い付けない速さで一気にゴール前までドリブルする…が、シュートを打つ直前で立ち止まる。
そして、その場でボールをバウンドさせながら、片手を振って、隼人に手招きをしてみせた。
「くっ…このお!」
逆上した隼人は、駆け、美香子とゴールとの間に割り込んだ。
両手を広げてゴールを守ろうとする隼人…しかし、ブリーフ一枚のその姿は、ただ滑稽なだけだった。
美香子もそんな少年の姿にクスリと笑いを漏らすが、その後ようやくシュート態勢に入る。
ボールを両手で持ち、ジャンプする美香子。
それに合わせて隼人も跳ぶが、あまりにも跳躍力が違い過ぎた。
「ああぁっ!」
隼人は、ボールをブロックするどころか、前のめりに跳んできた美香子の体にぶつかり、吹き飛んでしまう。
ゴールの真下に倒れ込む隼人。その体の上に、ゴールを決めたボールが落ちてきた。
「あうっ…!」
盛り上がる歓声は、美香子への賞賛と、隼人への侮蔑を意味していた。
「う…うぅぅ…」
あまりにも惨めな自分自身に、隼人は息を切らせながら、涙を浮かべる。
…そこに、美香子の声が響く。
「さ、また勝っちゃったけど?」
もう、隼人が脱ぐ服は一枚しかない。
「……」
それまではかろうじて、美香子に対して攻撃的な姿勢を見せてきた隼人だったが、ここにきて、彼女と目を合わせられなくなっている。
「自分でできないなら、私が脱がせるよ」
「わ、分かった…よ…」
隼人は弱々しく言い、立ち上がる。
そして、ブリーフに両手をかけ…一気にずり下ろした。
美香子や、その他のギャラリーたちの前に露出したのは、まるで赤ん坊のような、無毛の短小包茎ペニスだった。
「きゃ~っ!可愛い~!」
「もう、やっぱり佐久間くんってば包茎だったのね!」
盛り上がる女子生徒たちの声に、うつむき、体を震わせる隼人。
そんな全裸の少年に、美香子が言った。
「次は何で勝負する?」
「…え…?」
「勝つまで絶対やめないんでしょ?負けたときは別の罰を考えるよ。
あ、それとももう降参?私には勝てないって認める?」
「…く…く…ぅ…」
隼人の中にかろうじて残っていたプライドが、その答えとなった。
場所は、サッカーグラウンド。
勝負はPK戦。
まずは隼人がゴールポストの前に立つ。しかし、全裸の隼人は、足をぴったりと閉じ、腰をかがめ、股間を手で隠している。
「そんな格好じゃゴールは守れないよ」
ボールをセットする美香子の言葉に沸き立つギャラリー達。
そう言われ、隼人は思い切って両手両足を広げてゴールを守る態勢を取るが、その瞬間にギャラリーから爆笑が起こり、隼人の顔は真っ赤に染まる。
「じゃあいくよ!」
美香子の合図に、雑念を振り払って集中する隼人だったが…
「ぐっ・・・ぁ・・・!」
いきなり視界が暗転し、その場に倒れる隼人。
美香子の蹴ったボールが、隼人の顔面を直撃したのだ。
隼人は、ボールの軌道すら確認できなかった。
「ぁ・・・ぁぅ・・・」
結果的には「顔面セーブ」となり、隼人はゴールを守ったことになったが、倒れた彼は、そんなことを喜ぶ余裕は無かった。激しい顔の痛みに、恐怖を覚え始めていた。
「ほら、いつまでも寝てないで。さっさと蹴ってよ」
むりやり美香子に起こされた隼人。今度は彼が蹴る番だ。
「……」
隼人は、深呼吸をして心を落ち着け、それから助走。
そして、ゴール右隅へ、思いきりボールを蹴った。
しかし、美香子は横っ飛びでそのボールをキャッチしてしまう。
「く、ぅ…」
悔しそうな表情を見せた隼人だったが、美香子がこちらに向かって歩いてくるのを見て、次はまた彼女の強烈なシュートを受けなければならないことに気付く。
ゴールポストへと歩く隼人の喉は乾ききり、全身から汗が噴き出す。
それでも、わずかに残った彼のプライドが、この場からの逃走を阻止していた。
「はぁ…はぁ…く…うぅ…」
どんどん荒くなる息を無理に押さえ、ゴールを守ろうとする隼人。
そして、
「さ、いくよ!」
放たれたボールは、またもや隼人の顔面にヒットした。
「…ひっ…ぅ…ぅ…」
隼人は、ゴール前で泣きじゃくっていた。
スコアは0-0。隼人のキックはことごとく美香子に止められ、美香子のキックは、すべて隼人の顔面にヒットしていた。
そして、美香子の5本目。
「さあ、いくよ!」
「ひ、ひぃ…」
「なんで泣いてんのよ、ちゃんと構えなさい」
「うっ…もう…もう許して…」
もう隼人に、美香子と勝負する気持ちは残っていなかった。
裸に剥かれて、痛めつけられ。
そんな屈辱もどうでもよかった。
この場から逃げ出したい…そんな気持ちで、隼人は泣いていた。
だが、美香子はそれを許さない。
「何よ、しつこく勝負を挑んできたのはあんたのほうでしょ?男だったら、自分で言ったこと、最後まで守りなさいよ。勝つまで勝負するんでしょ?」
「もうイヤ…許して…許して…」
「うるさいよ。
ほら、いくよ!」
「ひぃっ!」
美香子が助走を始めると、隼人はその場に尻餅をついてしまう。
それにも構わず、美香子はボールを蹴った。
「ああああああっ!」
絶叫する隼人
ボールは、彼の頭上をかすめるように飛び、ゴールネットを揺らした。
「…あ…あ…あ…」
隼人はだらしなく口を開け、喘いでいる。
さらに…
「は…はあぁ…はああぁ…」
隼人のペニスから、黄色い液体が噴き出した。
惨めすぎる隼人の様子に、一時は静かになっていたギャラリーが、隼人が放尿を始めたことで、再び活気を取り戻す。
「は…はぁ…あぁん…」
「勝負の最中にオシッコ漏らすなんて、最低ね」
隼人に近づき、そう吐き捨てる美香子。
さらに彼女は、隼人の体の変化に気が付いた。
「…あんた、勃起してる?」
その言葉通り、隼人の短小包茎ペニスは、ピンと上向きに突っ張っていた。
「痛めつけられて、こんな惨めな目にあって…それで興奮したの?あんたマゾだったんだ…なるほど、だから勝ち目の無い勝負に挑んできたのね」
「ぅ…ぅ…」
「どうせ、いつも負けた後に、そんな風にオチンチンおっ立ててたんでしょ?家に帰って、私に負けたことを思い出して、オチンチンしごいてるんでしょ?ねえ、どうなのよ、この変態マゾ!」
そう言って、隼人のペニスを軽く蹴り上げる美香子。
…それが、射精の引き金になった。
「あ…あ…あふぅぅ…」
今度は白い液体を噴き出す、隼人の短小包茎ペニス。
「…あぁん…はぁ…はあぁん…」
「最低の男ね、あんたって」
そんな言葉にも、隼人のペニスはビクンと震え、残りの精液を吐き出してしまうのだった・・・
<終>