包茎男子、幼馴染に悩みを打ち明ける
「ど、どう……?」
恵太は幼馴染の竜司の前で下半身丸出しの格好で立っている。
「うん、見事な包茎だな」
股間を一瞥された後にそう断言され、恵太はため息をついた。
自分のペニスが「包茎」だと知ってから本やネットで調べてみたものの、得た知識を自分の体に生かすことはできなかった。
「だからって俺に相談されてもなあ。病院行けば?」
「そんなの、恥ずかしいし」
小さい頃から一緒でお風呂にも入っていた竜司ならと、自宅に呼びつけたのだった。
「それで……どうしたらいいかな」
「どうもこうも、皮剥けばいいじゃん」
生まれたときには誰もが包茎、亀頭が包皮で覆われている。それが成長とともに皮が剥けて戻らなくなり、亀頭の露出した裸茎になる。それは知ってはいるものの。
「剥くって言われても……」
「こうするんだよ」
躊躇していると、竜司がいきなりペニスを掴んでくる。
「あっ」
根元に向けて引き下ろそうとするが、先端まですっぽり覆った包皮は亀頭に貼り付いているようにまったく剥ける気配がない。
「い、痛いよ……」
ペニスから手を離した竜司は軽くうなる。
「今まで剥いたことなかったのか?」
「うん……」
「どうせ皮オナばっかしてたんだろ」
「皮オ……え、何?」
オナニーのことだと気付いたけれど言葉を濁してごまかす恵太。
「そんなの、普通にやってるだけだよ」
「普通じゃないんだよ。こうやってんだろ?」
竜司の手が再びペニスへと伸びる。だが今度は優しく先端をつまみ、包皮を軽く上下させた。
「あっ……ん……」
「こうやって皮ばっかり弄ってるから包茎チンポになるんだよ」
いつも自分の手でやっている行為。それを友人の手になっただけで、快感は桁違いだった。
「も、もうわかったから……やめて……」
身をよじって竜司の手コキから逃れる。
「じゃあ竜司はどうなんだよ……普通のやり方って?」
問われた竜司はしばらく思案顔だったが、にやりと笑い、
「見せてやるよ」
自らもズボンとパンツを下ろす。
「…………」
あらわになった竜司のペニスを前に恵太は息を呑んだ。
自分のとはまるで別物。大きさも太さも同い年のものとは思えないし、何より先端の形状が違う。恵太のペニスを覆っている包皮が存在せず、剥き出しの亀頭が膨らんでいる。
昔は同じだったはずなのに、いつから差ができたのか。
恵太は急に自分がペニスを露出させているのが恥ずかしくなり、シャツで隠そうとするが、
「ほら、見てろよ」
竜司のペニスがビクンと跳ね、むくむくと膨らんでいく。
まだ勃起してなかったんだと思わされた。平常時でも恵太のよりはるかに大きかったのに、それをさらに超えるサイズになっていく。竿は血管が浮き出るほど雄々しく、剥き出しの亀頭は見るからに固く強靭な面持ちになった。
「わぁ……」
恵太も無知ではあってもオナニーはしている。疼くペニスを弄ると固くて熱い。そう思っていたけれど、竜司の勃起ペニスを前にしてはもうそんなことも言えなくなった。
差なんてものじゃない。もはや同じペニスとも呼べない。竜司のをペニスとするなら、自分のは何なのか。
「これが包茎じゃない、普通のチンポだよ」
竜司のペニスに圧倒された。それが屈辱だった。そのはずなのに。
「……ん……」
恵太のペニスも静かに勃起を始めていたのだった。
「はぁ……んっ……」
「ほらほら、もっと強くしごくんだよ」
どうしてこうなったのか。包茎の相談だったはずが、幼馴染と向かい合ってペニスをしごいている。
ペニスが違うと扱い方も変わってくる。
恵太のオナニーは包皮を弄ることだった。下半身が疼く夜には布団に潜ってペニスを弄る。先端まですっぽり覆った皮を指でつまみ揉み回す。やがて込み上げるものを感じて白い液を出す。
でも眼前で展開されている竜司のオナニーはそれとはまったく違う。仁王立ちで、しっかりとペニスを握りしめ、激しく上下にしごきたてる。荒々しく、雄々しく、力強い。
見ているだけで引き込まれてしまうような感覚。こんな状態でいつものおねしょみたいなオナニーを披露なんてできないと、恵太も竜司のやり方を真似てみる。
だが無理だった。立ったままオナニーなんて経験も無いし弄ることで気持ちよくなって腰砕けになる。そして恵太のペニスは最大限に勃起しても手で握るようなサイズにはならず不格好なしごき方しかできない。そもそも皮が剥けないから激しいピストン運動なんて不可能だった。
「ううっ……あん……もう無理……っ」
「仕方ないなあ」
竜司が手を止め、恵太へ接近する。
「俺ので試してみるか?」
屹立したペニスを突きつけられ、恵太の疑問や拒絶といった感情は抑え込まれた。
腰を下ろすと、眼前には竜司の勃起ペニス。ゆっくりと手を伸ばし、握りしめる。
熱い。
自分のペニスを弄り回している時なんか比較にならない熱量が伝わってくる。それに突き動かされるように前後にピストンする。
「そうそう、これが普通のチンポの普通のオナニーのやり方だよ」
自分以外の勃起ペニスに触れるなんて、普通じゃありえない。
「お前のも包茎を治したら同じようにできるんじゃないか?」
幼馴染の性的興奮を感じる。それが自分の手で生み出されているという状況も普通じゃない。
でも何より普通じゃないのは、恵太自身のペニスの反応だった。
「はあっ……はぁ……ん……」
自分のじゃないペニスをしごいて、どうして自分のペニスが疼いてしまうのか。
皮被りのまま可愛い勃起をみせる恵太のペニスを竜司の視線が捉えた。
「でも難しいかな、こんな皮被ってちゃ」
「ひゃっ!」
竜司の足が恵太のペニスを踏みつける。
「手を止めるなよ、お前のチンポは俺がしてやるから」
足裏と床に挟まれた包茎ペニスが押し潰されるのを感じながら、恵太は夢中で手を動かす。こんな状況で気持ちよくなってしまっている自分を振り払うように、竜司のペニスに意識を全集中させる。
そして。
竜司が短く呻いた直後、恵太の顔面に大量の白濁液が勢いよく放出された。
「は……ああ……あぁん……」
強烈な青臭さを伴う液体を浴びながら、恵太は踏まれたままの自分のペニスからも同じ液体が漏れるのを感じていた。
「これからも付き合ってやるよ。包茎治るといいな」
見下ろしてそう言ってくる竜司に、恵太は短く答える。
「うん……」
同時に、床に伏せっていた彼のペニスがぴくんと跳ねた。
<終>



