包茎守:END

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 2時間後。この1ヶ月の、僕と父との交わりを編集したビデオが終了した。
「…は…はぁぁ…ぁぁん…」
 僕はもう、まともな思考のできる状態ではなくなっていた。
 後ろの父に、欲情しきった身体を完全に預けて、ただただ喘いでいる。
 父は、そんな僕の肩を優しく撫でてきた。
「ひゃあ…あはぁ…」
 それだけの刺激で僕は身体を震わせた。
 もう全身どこを触られても感じてしまいそうだった。

「もうチンポはグショグショだな…」
 そう言いながら父は、手を僕のペニスに伸ばす。
 僕は抵抗せず、それを受け入れようとする。
 しかし、父はペニスに触れるか触れないかの所で手を止めて、引っ込めてしまう。
「あ…ああぁ…」
 明らかに失望の意図を読み取られてしまうような溜め息を、僕は漏らしてしまった。
 父がそれに反応して、笑みを浮かべる。
「弄られたいなら、おねだりしてみろ。さっきのビデオみたいに」
「う…くぅ…」
 返答にためらう僕。すると父は僕を無理矢理立ちあがらせた。
「私も、ビデオを見てすっかり興奮してしまったよ」
 父はズボンのチャックをおろし、中から勃起したペニスを取り出した。
 見事に剥けきった、逞しいペニス…何度も僕のお尻を犯したペニス…
「慰めてくれないか?」
「あ…あぁ…」
 僕は何かに取りつかれたように、ソファに座る父の前で四つんばいになり、父のペニスに顔を、唇を近づけた。
「あ…んっ…」
 父のペニスを呑み込む僕。
 口いっぱいに広がるそれを、僕は夢中でしゃぶった。
「ん…ん…んむぅ…」
 満たされない自分のペニスの代わりのように、僕は父のペニスを、この1ヶ月の間に否応なく身についた口技で責めたてる。
 …そしてほどなく、父のペニスが絶頂を迎えた。
「んぐっ…ん…ん…」
 僕は、父の精液を残らず飲み干す。
「ん…は…はぁ…」
「初めて飲んでくれたな…そんなにうまかったのか? 父親のチンポが」
「あ…うぅ…」
 言葉にはしなかったが、僕は、父親のペニスと精液を喜んで受けとめた自分を否定することもできなかった。
「さあ、そろそろ夕食の仕度をしないとな」
 射精を終えたペニスをズボンにしまった父は、立ちあがると、僕をそのままに、部屋を出ていってしまう。
「あ…あぁ…はあぁ…」
 父のペニスの感触が薄れていくのと同時に、自分のペニスのもどかしさが蘇ってきて、僕はひとり、悶え続けた…

 夕食のメニューが記憶に残らないほど、僕は欲情しきっていた。
 先走りでグショグショの包茎ペニスをヒクつかせながら、ほとんど無意識の状態で箸を動かしている。
 父はそんな僕を見つめながら、しばらく無言で食事を口に運んでいたが、
「もうすぐ終わりだな」
 そうポツリとつぶやいた。
「お前がそんなに嫌がっているとは知らないで、今まですまなかった。
 だが、約束は約束だ。今日を最後に、もう二度と、お前には手を出さない。
 明日からは、普通の親子に戻るんだ」
 僕の耳には、そんな父の言葉は届いていなかった。
「はぁ…は…はあぁ…」
 射精したい、という思いと、それを否定する気持ち…ここで父に求めてしまえば、また関係が続くことになる、という思いが絡み合って、僕の頭はショート寸前だった。
(今日が終われば、普通の親子に…だから、今日は我慢しないと…もう父さんに抱かれることを求めちゃ駄目なんだ…)
 そんな思いとは裏腹に、僕の包茎ペニスは、 まるで何かを求めているように、ヒクヒクと震えていた…

 そして、昨日僕が父を拒絶してから、ちょうど1日が経過した。
 父はリビングで、僕にパンツとパジャマを手渡して、言った。
「これで終わりだ、守…もう服を着てもいいぞ」
「……」
 僕は、手にした服を見つめながら、身体を震わせた。
(これでもとの生活に戻れる…)
(これを着たら、もう父さんには抱かれない…)
(もう二度と…抱いてくれない…)
「どうしたんだ?」
 父の問いかけに応えるように、僕は服を投げ捨てた。
「父さん…イカせて…もう我慢、できないよ…」
 父にしがみついてそう懇願する僕だが、父は冷たく言い放つ。
「何を言ってるんだ守…お前が、もう終わりにしようと言い出したんだぞ。
 我慢できないのなら、自分で慰めればいい。
 今更私を求めるなんて、虫がいいとは思わないか?」
「ごめんなさい…」
 震える声で、僕は言った。
「でも僕…やっぱりこれからも父さんに抱かれたい…父さんに、オチンチン弄られて、父さんのオチンチン、お尻に入れられたい…これからも父さんの言うこと聞くから、だから、だから…」
 感情をすべて出しきった僕の言葉に、父は静かに応えた。
「お尻をこっちに向けろ、守」
 僕は四つんばいになって、お尻を突き出した。
 包茎ペニスだけでなく、お尻の穴もヒクつかせて、父を待った。
 そして…
「ああああっ!」
 父のペニスが、僕のお尻に突き刺さる。
「は…はあぁん…!」
 父は激しく腰を動かし、僕のお尻を責めたてる。
「あんっ…はあぁん…父さん…父、さんっ…
 あ…ああああっ…!」
 僕の包茎ペニスはたちまち絶頂に達した。
 溜まりに溜まった精液が一気に放出される。
「はああぁ…ああぁん…」
 父はそれでも、お尻に突き刺したペニスを動かすのをやめず、さらに手を伸ばして射精を続ける僕の包茎ペニスを激しくしごきたてる。
「はあぁ…はああぁ…んはああぁ…」
 父の手によって精液が搾り取られた僕のペニスは、しかしまだ、勃起したままだった。
「と、父さん…もっと…もっと、して…」
「分かっている」
 父は僕のペニスとお尻を責め続ける。
「これからもずっと、犯し続けてやるからな」
「父さん…あっ…ああ…ああぁぁっ…!」
 二度目の射精が近付いていた。

 僕はもう、父の愛撫…父のペニスから離れられない身体になってしまった。
 でも、もう迷いは無い。
 僕はこれからも、父に愛され続ける。
 いつまでも・・・

<終>

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