包茎守:2

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「あぁ…はぅ…ん…」
 自室の机には、大学受験のための参考書が広げられている。
 でも僕はそれどころじゃなかった。
 椅子に座る僕の身体を、父が撫で回しているのだ。
「この前の面接だと、合格は間違い無いそうだな」
 父は、僕の胸をまさぐったり、太腿を撫でさすったり…全裸の僕の身体を弄びながら、ごく普通の会話を向けてくる。
「それでも気を抜くなよ。今が大事な時期なんだからな」
「は…はぁ…ぁん…」
 僕は右手に握ったシャーペンを強く握りしめ、何とか参考書に意識を集中しようとするが、無駄だった。
 参考書の文字も、父の言葉もかすんでしまい、ただ父の手の感触だけが頭の中を支配していた。

 …朝食から数時間。父は、たびたび僕の前に現れては、こんな風に僕の身体を弄ぶ。
 そして…
「あ…」
 中途半端な愛撫で僕の身体を熱くさせたまま、僕の前から去ってしまうのだ。
「はぁ…はぁ…は、あぁ…」
 結局弄られなかった包茎ペニスは、もうビンビンにそそり立っている。
 つい数十分前は軽く数回しごかれたが、それだけだった。
(イキたい…)
 僕の頭の中を劣情が駈け巡る。しかし、
『自分でチンポを触ったりするなよ』
 父の言葉が、それを許さなかった。

 父とともに昼食を終えた僕は、急激な便意に襲われた。
 朝からほとんど勃起だったため、オシッコすらしていなかったのだ。
「トイレに行きたいんだな、守?」
 父は僕の様子を察して言った。そして僕の腕を掴み、引っ張る。
「一緒に来い」
 …父は、僕を風呂場に連れていった。
「え…ま、まさか…」
 いつ置いたのか、浴室にはアヒルの形をした便器があった。
「お前が赤ん坊の頃使ってたやつだ…懐かしいな…風呂からトイレの世話まで、病弱だった母さんに代わって、ずっと私がやっていたんだからな」
「う…」
 躊躇する僕に、父はさらに言葉を重ねた。
「こうするしかないだろう? 洋式トイレじゃ、そんなチンポのままでは無理だからな」
 僕の包茎ペニスは、度重なる父からの愛撫で、ずっと勃起しっぱなしだった。
 確かに、洋式トイレでは、オシッコが飛び散ってしまう。
 僕は観念して浴室に入り、便器にまたがった。
 そんな僕の姿を、浴室の外で父が見つめている。
 きっと僕が何を言っても、父は僕の排便の様子を見続けるつもりだろう。
「んんっ…!」
 僕は諦めて、お腹に力を込めた。
 ……
 用を済ませた僕は、立ちあがり、便器から離れる。
 すると父が歩み寄ってくる。手にはトイレットペーパーが見えた。
「拭いてやろう」
「え、いいよ、自分で…」
「いいから言う通りにしろ」
 またも僕は、父の言葉に込められた圧力に屈してしまった。
 父に言われるまま僕は、浴室の壁に両手をついて、お尻を父の方に向ける。
「…んっ…」
 トイレットペーパーを僕のお尻に押し付ける父。
 何度も何度も紙を使って、汚れを拭きとってくれる。
「あ…あん…」
 徐々に、父の手つきが変わってきた。
 紙を、指先を使ってお尻の穴の深い所まで突いて、グリグリと動かしてくる。
 さらに空いた手で、お尻を揉み回してくる。
「は…はぁ…父さん、や、やめて…」
「何を言ってる。ちゃんと拭かないと不潔だぞ」
 紙越しに父の指がお尻の中で動くたびに、浴室の壁に向いている包茎ペニスがビクビクと震える。
「はぁん…く…くう…ん…」
 …3分か、5分か…それほど長く感じられた時間の間、僕のお尻を弄っていた父が、ようやく僕を解放した。
「はぁっ…はあっ…」
 壁に手をついたまま息を荒くする僕に、父が容赦無く言い放った。
「さあ、来るんだ」

 リビングに連れて来られた僕の前で、父はテレビをつけ、ビデオを作動させた。
 そして、テレビに向かい合わせの位置に据えられたソファに座ると、僕を手招きする。
「ここに座れ」
 父が示したのは、自分が座っているソファだった。
 僕はためらいながらも、父に後ろから抱きとめられるような感じで、ソファに座る。
 その時、テレビ画面に、ビデオテープの画像が映し出された。
「あっ…」
 それは、僕と父とのセックスシーンを撮影したものだった。
『や、やめてよ父さん、そんな…』
 画面には、四つんばいにさせられ、父にお尻を舐められている僕が映っている。
「お前はいつも、最初は嫌がるフリをするんだな」
 父の言葉を、僕は否定できなかった。
 ビデオの中の僕は、しばらくすると…
『あん…ああぁ…父さん…も、もっと…』
「本当は最初から期待して喜んでいるくせに」
 僕の顔は熱く火照ってくる。
 それでもビデオは止められることは無く、僕もテレビから目を逸らすことができない。
『はっ…はぁっ…もう…イッちゃう…』
『いやらしい奴だ。チンポをこんなに濡らして』
『ああぁ…オチンチン、もっとしごいて…』
 いつも、そうだった。
 確かに最初は父からのアプローチだが、最後には僕自身も、父の愛撫を求めてしまう。
 そして、行為が終わった後、いつも僕は自己嫌悪に陥ってしまうのだ。
『入れるぞ…いいな?』
『は、早く…父さんのオチンチン、入れてぇ…』
「はぁ…は…あぁ…」
 今も、ビデオに反応して、僕のビンビンの包茎ペニスからは、透明の液体が溢れだしている。
「自分が犯されてる場面を見てそんなになるとは、変態だな」
 父は、そんな僕の両腕を取って、背中に回した。
「それでも、チンポには絶対に触るなよ」
「そ、そんなこと…別にしたく、ないよ…」
 僕は強がってそう言ってみせたが、父はそんな僕を見て、ニヤリと笑った。
『ああっ…父さん…父さんっ…!』
 テレビ画面には、父のペニスをお尻に受け入れてよがっている僕が映し出されていた・・・

→END

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